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閣ちゃん

閣ちゃん

閣ちゃんからのごあいさつ 

閣ちゃんプロフィール

こんにちは!ボクは、層雲閣グランドホテルの公式マスコットキャラクターをつとめる「閣ちゃん」でカク〜。 層雲閣のあちこちで見かけるボクにはちょっとしたエピソードがあるでカク。 実際に存在したボクは、愛犬ジョンと層雲閣で過ごした楽しかった日々を今でも忘れないでカク。 そんなボクの想いは層雲閣の中で延々と語り継がれ、公式マスコットキャラクターになったでカク。

それでは、『ちょっぴり心温まるカクとジョンの友情物語』の始まりでカク〜〜。

閣ちゃん物語

〜層雲閣グランドホテルより〜

この物語は、昭和40年代頃実際にあったお話だと伺っております。
当時の正確な資料などが残っておらず、ホテルで伝聞されてきた内容を文章化したものですのでご了承ください。

ー雪融けの北海道 とある大雪山のふもとにて

「ダ・ダーン」
大きなクマが 襲いかかった瞬間
猟師は 思わず弾を放ちました

近くでは 親グマを失った子グマが
木の幹にしがみつき 震えていました
「子グマを助けるためだったんだ・・・」と
猟師は この時はじめて 気づきました

猟師は 生まれて間もない子グマを
震えが止まり眠りつくまで 抱き続けました

ー数日後 子グマは
層雲閣ホテルで 飼われることになり
「カク」と名付けられました

ホテルには 犬の「ジョン」がいました

カクもジョンも
生まれて一年にもならない 子ども同士
二匹はすぐに 仲良しになりました

ホテルの庭には
カクとジョンの小屋が 仲良く並びました

夜になると ジョンは
カクの小屋で 一緒に眠るようになりました

ジョンは きれいずきな犬でした
少しずぼらなカクは 雨の夜など
濡れたままで寝床にはいろうとしました

  「カクちゃん だめだじゃないか きたないぞ!」
「ごめんよ だって もうねむいんだ」
「もう カクちゃんったら いつもそうじゃないか!」

ジョンは うなりながら カクをしかりつけました

クマと犬のコンビの噂は たちまち広まりました

仲のいい 人間の兄弟そっくりな
二匹のやりとりは 温かく見守られました

カクとジョンは ホテルの人気者になりました

子グマとはいえ
カクの首輪には 昼夜問わず 鎖が繋がっていました

外を自由に飛び回れるジョンは カクのために
木の枝や草の根っこなどを くわえてきました

「カクちゃん これで あそぼうよ」 
「うん ジョンは やさしいね」

カクとジョンは
枝や根っこをおもちゃに ひとしきり遊びました

ーやがて 北海道に冬がせまりました

カクも 立派なクマに成長し
ホテルで飼い続けることが 難しくなりました

そして ある雪の日
とうとうカクは 旭川近くの牧場に
引き取られる事になりました

雪の中 トラックで出発するカクを
みんな 泣きながらいつまでも見送りました

いつも一緒だった二匹は
はなればなれになってしまったのです

ーその夜 カクとジョンは
悲しみで 胸が張り裂けそうでした
「カクちゃん…」 「ジョン…」
遠く離れた地で
二匹は互いに 名前を呼び続けました

(なかよしの カクちゃんのところへ いこう)

ジョンは そう決心すると
全身の力を振り絞って 鎖を引きちぎり
吹雪の原野を カクのにおいを頼りに 走り出しました

ジョンは 目がくらみ 何度も転び
よろめきそうになる自分を励まし
びしょ濡れになりながら
一日中 懸命に 走り続けました

何時間がたったでしょう
ついに ジョンは
カクちゃんの元に たどり着きました

「ジョン、ジョン」
そこには 涙を浮かべたカクちゃんの姿がありました

ーこうして カクとジョンは
優しい牧場主さんの元で
仲良く 一緒に暮らすことが出来ました